エリート外交官の完璧なる偽装結婚 ……のはずが旦那様は私を溺愛しているみたいです?!
平日の滉太郎さんは仕事で忙しく、ほとんど家にいない。問題は週末。滉太郎さんと一日一緒にいて、平静を保てるとは思えないから、出かけないと。
お父さんのお見舞いに行くのは毎週恒例だからいいとして、問題はその後。実家の様子を見に行くのがいいかもしれない。亮介がちゃんとひとりで生活できているか心配だったからちょうどいい機会だ。
さっそく亮介にメッセージを送ると、二秒後に電話がかかってきた。
『姉ちゃん、どうしたの? 急にうち来るって。もしかして黒崎さんに泣かされた?』
焦ったような亮介の声に苦笑する。
「違うよ。亮介、いきなりひとり暮らしすることになっちゃったでしょ? だから大丈夫かなってちょっと心配だったから」
『別に大丈夫だよ。今までも家事はやってたんだし。ただ今ちょっと余裕なくて全然片付けできてないから、来るなら来週の方がいいかも』
「大学大変なの?」
『実習が、結構しんどくて……』
「じゃあなおさら手伝いに行くよ。その様子だとご飯作る暇もないんじゃない? ご飯も作ってあげる」
『ごめん、姉ちゃん。めっちゃ助かる……』
弱りきった亮介の声に笑ってしまう。大学生になってしっかりしたように見えても、やっぱりまだまだ子供だ。
お父さんのお見舞いに行くのは毎週恒例だからいいとして、問題はその後。実家の様子を見に行くのがいいかもしれない。亮介がちゃんとひとりで生活できているか心配だったからちょうどいい機会だ。
さっそく亮介にメッセージを送ると、二秒後に電話がかかってきた。
『姉ちゃん、どうしたの? 急にうち来るって。もしかして黒崎さんに泣かされた?』
焦ったような亮介の声に苦笑する。
「違うよ。亮介、いきなりひとり暮らしすることになっちゃったでしょ? だから大丈夫かなってちょっと心配だったから」
『別に大丈夫だよ。今までも家事はやってたんだし。ただ今ちょっと余裕なくて全然片付けできてないから、来るなら来週の方がいいかも』
「大学大変なの?」
『実習が、結構しんどくて……』
「じゃあなおさら手伝いに行くよ。その様子だとご飯作る暇もないんじゃない? ご飯も作ってあげる」
『ごめん、姉ちゃん。めっちゃ助かる……』
弱りきった亮介の声に笑ってしまう。大学生になってしっかりしたように見えても、やっぱりまだまだ子供だ。