毎朝の数秒間〜好きな人にモーニングコールをしています〜
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 ジリリリリリリ。
「んぅぅ、うるっさい…」


何度も鳴り続いている目覚まし時計を止めたら、スマホを操作して電話をかける。

通話相手は、私の片想い中の相手であるクラスメイトの花田 雪也(はなだ ゆきや)くん。

私、桜岡 音葉(さくらおか おとは)は花田くんにモーニングコールをしている。



プルルルル。
通話が苦手な私は、コール音を聞いている間に心を落ち着かせていると、三回目のコール音で繋がった。


「あっ、花田くん? おはよう。起きたね? じゃあ切るよ?」


「音葉ちゃんおはよう。今日もありがとう」


「どういたしまして」


そう言い終えてから通話終了のボタンを押す。


「え? 今、音葉ちゃんって呼んだ...?」


通話を終えたスマホを見ながら、私はそう呟いた。
今までずっと、苗字にさん付けで呼ばれていたのに。
急に呼ぶなんて、悔しいけれどほんの少しだけときめいてしまった。


 花田くんにモーニングコールをするようになってから、もう一週間が経とうとしている。
なんでこんなことになったんだっけ、とあまり動いていない寝起きの頭で考える。

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