忘れ「」私、と君
第一章 忘れ「た」
夢を見ているような、微睡みの中にいるような、そんな不思議な感覚がした。
起きようにも起きれないし、意識が軽くある中、そんな不思議な感覚をほんの少し楽しんでいた。
少しすると今度は意識がふっと浮かぶ感覚がした。
「……」
目が覚めた。
後数秒。
まだ微妙にぼんやりしている頭を何とか必死に動かした。
まず、ここはどこなのか考えようとした。
目の前に広がるまるでお城の広間のような場所。
そこにただ一人でいた。
反対を見れば大きな窓。
外が見える。
とりあえず見える中で情報がありそうなのはその窓だけで、窓の方へ歩いてみた。
「……え?」
窓の外に広がるのは、綺麗な花畑と森?
奥には海が見える。
真下にはテラスのようなものまで。
ここはまるで……
まるでおとぎの世界。
こんな世界知らない。
一番最初に浮かんだのはその言葉。
でも次の瞬間、私が今までどこにいたのか、何をしていたのか。
そもそも私は誰なのか。
何も、わからないことに気が付いた。
その瞬間、寒気がした。
自分のことが何もわからないのが、怖くて。
どうしたらいいのかもわからないし、今ここに私以外の人がいるのかもわからない。
何か一つ、一つでいいから確実なものが欲しい。
そう思って部屋をグルッと見回した。
けど……。
見えるのは向かいにある大きな扉。
上にはシャンデリア、そして周りには花が飾られてる。
扉の奥には何かがあるかもしれない。
誰かいるかもしれない。けど、どうしても踏み出す気にはなれなかった。
自分という一番確実性のあるものすら、今の私には全然安心できなくて……。
もう、動くことすらできない。
目の前の大きな窓の前で、一人小さく座りこんだ。
ただ……ただただ、泣きそうだった。孤独が、怖くて。
起きようにも起きれないし、意識が軽くある中、そんな不思議な感覚をほんの少し楽しんでいた。
少しすると今度は意識がふっと浮かぶ感覚がした。
「……」
目が覚めた。
後数秒。
まだ微妙にぼんやりしている頭を何とか必死に動かした。
まず、ここはどこなのか考えようとした。
目の前に広がるまるでお城の広間のような場所。
そこにただ一人でいた。
反対を見れば大きな窓。
外が見える。
とりあえず見える中で情報がありそうなのはその窓だけで、窓の方へ歩いてみた。
「……え?」
窓の外に広がるのは、綺麗な花畑と森?
奥には海が見える。
真下にはテラスのようなものまで。
ここはまるで……
まるでおとぎの世界。
こんな世界知らない。
一番最初に浮かんだのはその言葉。
でも次の瞬間、私が今までどこにいたのか、何をしていたのか。
そもそも私は誰なのか。
何も、わからないことに気が付いた。
その瞬間、寒気がした。
自分のことが何もわからないのが、怖くて。
どうしたらいいのかもわからないし、今ここに私以外の人がいるのかもわからない。
何か一つ、一つでいいから確実なものが欲しい。
そう思って部屋をグルッと見回した。
けど……。
見えるのは向かいにある大きな扉。
上にはシャンデリア、そして周りには花が飾られてる。
扉の奥には何かがあるかもしれない。
誰かいるかもしれない。けど、どうしても踏み出す気にはなれなかった。
自分という一番確実性のあるものすら、今の私には全然安心できなくて……。
もう、動くことすらできない。
目の前の大きな窓の前で、一人小さく座りこんだ。
ただ……ただただ、泣きそうだった。孤独が、怖くて。