ただの幼なじみはもうおしまい!?
プロローグ
『私、引っ越すことになったんだ』
家の近くにある公園で、そう言った私は唇を強く噛み締めた。
だってそうしないと今にも泣いてしまいそうだったから…。
『え…』
それを聞いた幼なじみの伊織くんは、突然のことに驚いていた。
そりゃそうだよね…。
だって私も、ついこの間お父さんから言われたんだもん。
引っ越すって聞いてからしばらく涙が止まらなかった。
伊織くんとは家が近所なこともあって、物心ついたときからずっと一緒だった。
家族同士も仲が良くてよくお出かけなんかもしていた。
だから、伊織くんがいない生活なんて考えられなかった。
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