ただの幼なじみはもうおしまい!?
駅に着くとやっぱりこの時間でも混んでた。
これを毎日耐えないといけないのか…。
登校初日なのにもうすでに憂鬱だ…。
そんな気持ちが表情に出てたのか伊織くんが私を見て言った。



「朝みたいに転んじゃったら危ないから、俺に捕まってていいよ」

「え!?」


電車が来て乗った瞬間、伊織くんは私を抱き寄せた。
伊織くんの身体にしっかりとくっついてる。 
そのせいか、鼓動がバクバク言ってる。
ん?
これ私じゃなくて、伊織くんの音?
私は視線を上に向けると、伊織くんは顔を真っ赤にして口元を手で隠してた。



「ごめん…自分から言っておいて思ったより恥ずかしかった…」


こ、こんな顔した伊織くん初めて見た!!
さすがにこの距離感だと苦しいし恥ずかしいよね!?



「もうちょっと、離れよっか!」


少し後ろに下がろうとした時、朝と同じく電車が揺れて私は後ろに倒れそうになる。
ま…まずい!!
ぎゅっと目をつぶると優しい腕が支えてくれた。
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