ただの幼なじみはもうおしまい!?
昔の伊織くんは、髪の毛がさらさらで目も大きくて、身長も私よりも低かったので、よく女の子に間違えられてた。
だから、今目の前に立ってるのが伊織くんだって気づくまで時間がかかってしまった。
だって、こんなにイケメンになってるなんて…。
身長は私よりも20センチくらい高くて180センチ近くありそうだし、体つきもしっかりしてて何より顔がものすごく整ったまさに美少年なんだもん!
私はついまじまじと伊織くんのことを見てしまう。
「そんなに見つめられたら照れるって…」
伊織くんは顔を少し赤くしながら手で口元を隠して笑う。
あ…笑い方は前と変わらない。
「ごめんごめん、あまりに伊織くんがかっこよくなっててびっくりしちゃって…」
私がそう言うといきなり手をつかまれた。
「今、かっこいいって言った!?」
「え?う、うん」
瞳をキラキラさせながら私の手を握ってる。
あれ?伊織くんてこんなキャラだったっけ?
そんなことを考えてるとちょうど駅に着いた。