幼なじみがこんなにも私に恋していたなんて
ただ・・・・・・今回ばかりは無理だ。

普通の生活で出来ることが今の状況だと何よりも難しい。

俺が澪を出せば済む話だろうか。

そんなの本末転倒でしかない。

ゾワッ

思考を巡らせている所で俺はなぜか悪寒が走る。

どう考えても出ないはずなのに俺は急いで来た道を戻る。

澪の部屋に走って向かった。

どう考えてもそんな思考には至らないはず。

ただ、俺の第六感が暴れ出した。

バンッ

「澪!」

澪のいる部屋を開けて俺が叫ぶと澪は驚いたように顔を上げる。

「じ、仁くん・・・・・・?どうしたの・・・・・・?」

パチパチと瞬きをして俺を見つめる。

「なぁんで分かっちゃったのかな〜」

後ろからそんな声をして俺は反射的に振り向く。

すると笑っているはずなのに何故か悲しさが溶け込んでいる南谷が立っていた。

「凄いよね、仁。危機察知能力凄いよ」

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