幼なじみがこんなにも私に恋していたなんて
さっきまで愛がどうだとか恐怖心がどうとか考えてたのに仁くんを前にしたらそんなこと忘れて悲しくなったり辛くなったり―――嬉しくなったりする。

「ねーお熱い所悪いんだけど・・・・・・」

そう言ってその女の人は自分の頭を掴んでぐっと引っ張って剥がした。

「「っ・・・・・・!!」」

「やっほ〜」

私と仁くんは衝撃を受けた。

そりゃそうだ。

だって私の目の前に居るのは・・・・・・。



「南谷さん・・・・・・」



南谷雄都だったから。

「お前、どういうつもりだよ」

仁くんが睨むと南谷さんは平然とした顔で口を開く。

「んー?いやぁ俺が法的処罰喰らわない代わりに(さと)さんが仁がちゃんと鈴舞さん大切に思ってるか調べろだそーと」

郷さんは仁くんのお母さんのこと。

あの日の後、南谷さんは仁くんのお母さんによって色んなことがあったらしい。

詳細は全然教えてくれなかったんだけど。

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