わたしは悪役令嬢になった転生一度目、婚約破棄され、処断された。転生二度目、浮気され心も体も壊れた。相手側は自分が間違っていたと後で思う。でも間に合わない。転生三度目は、素敵な王太子殿下に溺愛されます。
第九十九話 結婚式までの動き
それから一年後の七月上旬。
ルクシブルテール王国にも夏が訪れようとしていた。
今日は、オクタヴィノール殿下とわたしの結婚式当日。
ルクシブルテール王国の王都にある王宮にある結婚式の会場は、わたしたちを祝福する人たちがたくさん集まってきていた。
ルクシブルテール王国の王室の方々や貴族たち、そして、平民の代表。
転生の記憶が戻る前のリディテーヌのことを思うと、結婚式にたどりつくこと自体もそうなのだけれど、ここまで祝福されるようになったので、夢を見ているような気がしてくる。
そして、デュヴィテール王国からもお祝いの使者が来ていたし、ボードリックス公爵家からは、お父様と継母、そして、オディナティーヌが駆けつけてくれていた。
純白のウエディングドレスを着ているわたし。
出発点の人生でも、転生一度目でもこのドレスは着ることができなかったので、あこがれる気持ちは強かった。
ようやく今、あこがれのこのドレスを着ることができている。
わたしは胸が一杯になり、涙がこぼれてくる。
わたしはもう「悪役令嬢」のリディテーヌではなかった。
わたしは転生の記憶が戻ってから、生まれ変わる努力をし始めたのだけれど、今思うと、最初の内は苦労の連続だった。
「ただの気まぐれ」
「またもとに戻って、今まで以上にわがままや傲慢な態度を取るのに決まっている」
と思われて、なかなか周囲の人たちに理解をされることはなかった。
わたしのことを嫌っていたり、恐れていたりする人たちは相変わらず多かった。
もともとわたしの侍女で、今年の四月からもわたしの侍女として、この王宮に一緒に来たジゼルアさんが、わたしの努力を最初に理解してくれた人だった。
お父様よりも先だった。
そして、ジゼルアさんは、わたしの努力を周囲の人たちに伝えるということもしてくれた。
ボードリックス公爵家内での、わたしの評判が良くなっていったのは、お父様の力も大きいのだけれど、ジゼルアさんの働きも大きい。
そして、ジゼルアさんは、ルクシブルテール王国にも一緒についてきてくれた。
わたしは毎日、
「ジゼルアさん、いつもありがとう」
と言って、ジゼルアさんに感謝している。
でもジゼルアさんは決して自分のことを誇らない。
「わたしはあたり前のことをしているだけです。むしろ、こんなに素敵な方にお仕えできるわたしの方こそ、ありがたいことだと思います」
と言ってくれるのだ。
わたしは、ジゼルアさんのことをもっともっと大切にしていきたいと思っている。
お父様とジゼルアさんの尽力、そして、わたし自身の努力もあって、ボードリックス公爵家でもわたしの評判は、だんだん良くなっていった。
オクタヴィノール殿下との婚約が成立した後は、さらに評判が良くなっていき、次第にわたしのことを慕う人たちが増えてきた。
学校内でのわたしの評判も、卒業をする時には、わたしのことを慕う後輩が出てくるほど改善をすることができた。
しかし、転生の記憶を思い出すまでのわたしの学校内での評判は、かなり悪いものだった。
「悪役令嬢」そのものだったと言っていい。
リディテーヌは名門ボードリックス公爵家の出身。
クラスの中で、身分的には一番高い存在だった。
しかも才色兼備。
したがって、もともと敬遠されやすい立場だったと思う。
本来であれば、そこで一段へりくだった態度を取っていれば、普通に仲良くなれるだけではなく、尊敬される対象になっていたかもしれない。
ルクシブルテール王国にも夏が訪れようとしていた。
今日は、オクタヴィノール殿下とわたしの結婚式当日。
ルクシブルテール王国の王都にある王宮にある結婚式の会場は、わたしたちを祝福する人たちがたくさん集まってきていた。
ルクシブルテール王国の王室の方々や貴族たち、そして、平民の代表。
転生の記憶が戻る前のリディテーヌのことを思うと、結婚式にたどりつくこと自体もそうなのだけれど、ここまで祝福されるようになったので、夢を見ているような気がしてくる。
そして、デュヴィテール王国からもお祝いの使者が来ていたし、ボードリックス公爵家からは、お父様と継母、そして、オディナティーヌが駆けつけてくれていた。
純白のウエディングドレスを着ているわたし。
出発点の人生でも、転生一度目でもこのドレスは着ることができなかったので、あこがれる気持ちは強かった。
ようやく今、あこがれのこのドレスを着ることができている。
わたしは胸が一杯になり、涙がこぼれてくる。
わたしはもう「悪役令嬢」のリディテーヌではなかった。
わたしは転生の記憶が戻ってから、生まれ変わる努力をし始めたのだけれど、今思うと、最初の内は苦労の連続だった。
「ただの気まぐれ」
「またもとに戻って、今まで以上にわがままや傲慢な態度を取るのに決まっている」
と思われて、なかなか周囲の人たちに理解をされることはなかった。
わたしのことを嫌っていたり、恐れていたりする人たちは相変わらず多かった。
もともとわたしの侍女で、今年の四月からもわたしの侍女として、この王宮に一緒に来たジゼルアさんが、わたしの努力を最初に理解してくれた人だった。
お父様よりも先だった。
そして、ジゼルアさんは、わたしの努力を周囲の人たちに伝えるということもしてくれた。
ボードリックス公爵家内での、わたしの評判が良くなっていったのは、お父様の力も大きいのだけれど、ジゼルアさんの働きも大きい。
そして、ジゼルアさんは、ルクシブルテール王国にも一緒についてきてくれた。
わたしは毎日、
「ジゼルアさん、いつもありがとう」
と言って、ジゼルアさんに感謝している。
でもジゼルアさんは決して自分のことを誇らない。
「わたしはあたり前のことをしているだけです。むしろ、こんなに素敵な方にお仕えできるわたしの方こそ、ありがたいことだと思います」
と言ってくれるのだ。
わたしは、ジゼルアさんのことをもっともっと大切にしていきたいと思っている。
お父様とジゼルアさんの尽力、そして、わたし自身の努力もあって、ボードリックス公爵家でもわたしの評判は、だんだん良くなっていった。
オクタヴィノール殿下との婚約が成立した後は、さらに評判が良くなっていき、次第にわたしのことを慕う人たちが増えてきた。
学校内でのわたしの評判も、卒業をする時には、わたしのことを慕う後輩が出てくるほど改善をすることができた。
しかし、転生の記憶を思い出すまでのわたしの学校内での評判は、かなり悪いものだった。
「悪役令嬢」そのものだったと言っていい。
リディテーヌは名門ボードリックス公爵家の出身。
クラスの中で、身分的には一番高い存在だった。
しかも才色兼備。
したがって、もともと敬遠されやすい立場だったと思う。
本来であれば、そこで一段へりくだった態度を取っていれば、普通に仲良くなれるだけではなく、尊敬される対象になっていたかもしれない。