溺愛狂瀾〜元恋人たちの襲来で、私たちの恋は狂いだす〜

あとがき

最後までお読みいただき、本当にありがとうございました!
実は、この物語は最初からこんなにドロドロしたサスペンス・ラブストーリーにするつもりはなかったんです(笑)。
執筆していく中で、友達から「もっとこういう展開にしたら面白いんじゃない?」とたくさんのアドバイスをもらい、気付けば四人の執着が狂い咲く、今のこのような形に進化していきました。
素晴らしいアイデアをくれた友達には、本当に感謝しかありません!
ここで、本編では語りきれなかった「元カップル組」のドロ沼な過去の裏設定を、少しだけお話ししちゃいます。

★★★★★★★★紬と太陽が別れた本当の理由★★★★★★★★
中学時代、太陽のあまりにも異常で過激な「束縛」に、紬がどうしても耐えられなくなって逃げ出したのがきっかけです。本編であれだけ執拗に迫ってきた太陽ですが、一度逃げられたからこそ、「次こそは絶対に逃がさない」とさらに狂気が増していたんですね……。実は太陽、紬と別れた後もずっと彼女のSNSを裏で監視していたという裏設定もあります。恐怖ですよね。

★★★★★★★★蓮と麗奈が破局した本当の理由★★★★★★★★
麗奈は本編であれだけ蓮くんに執着していましたが、実は付き合っていた当時、麗奈が裏で「浮気をしまくって、しまくって、しまくりまくっていたから」です(笑)。蓮くんのあの冷徹な拒絶っぷりは、単に冷めているわけではなく、過去の裏切りに対するリアルな塩対応だったわけです。麗奈は「蓮くんなら何があっても私を許してくれる」と高を括っていたため、本気で捨てられたことがプライドの傷になり、あんな執念深いモンスターになって戻ってきてしまいました。

★★★★★★★★幻の「超甘々」初期構想★★★★★★★★
ちなみに、初期構想の段階では、紬と太陽の元カップルは「たーくん」「つーちゃん」と呼び合うような超甘々な関係にしようかとも思ったのですが、さすがに「甘々すぎて、これから始まる泥沼劇に合わないな……」と思ってボツにしました(笑)。あのドロドロ感の中で「たーくん」はちょっと緊張感が抜けちゃいますもんね。やめて大正解だったなと今では思っています。

★★★★★★★★四人の裏の顔と、執筆中の裏話★★★★★★★★
実はキャラクターたちの「裏の趣味」や「隠された日常」についても、友達とたくさん妄想を膨らませていました。例えば、本編では完璧な溺愛男子だった蓮くんですが、実は紬と会えない時間は、部屋でひたすら紬の写真を見つめて精神を安定させている……という、太陽とはまた違ったベクトルの重すぎる裏の顔があります。

もし、麗奈と太陽が襲来しなかったら、きっと2人はそのまま「ただひたすらに甘いだけの、お砂糖を吐きそうなバカカップル」として、平和にイチャイチャするだけの物語になっていたはずです(笑)。
それはそれで書いていて楽しかったかもしれませんが、お友達が「もっとキャラのドス黒い部分を見たい!」「崖から落ちるくらいの衝撃が欲しい!」と背中を押してくれたからこそ、生半可なハッピーエンドではない、あの狂気的な愛の結末にたどり着くことができました。
作中で車が崖から落ちたシーンや、ラストの海のシーンは、書いていて本当にハラハラしましたし、キャラクターたちが私の手を離れて勝手に暴走していくような不思議な感覚を味わいました。
友達のアドバイスのおかげで、当初の予定よりも何倍も刺激的で、私自身もお気に入りの最高に歪んだ溺愛ストーリーになりました。
皆さんは、四人のうち誰の執着が一番怖かった(あるいは好きだった)でしょうか?

ここまで紬と蓮の激しすぎる運命を、ハラハラしながら最後まで見守ってくださった読者の皆様、本当にありがとうございました!
またどこかで彼らの狂った楽園の続きをお届けできたら嬉しいです!

こうして無事に完結を迎えられたのは、他でもない、最後までこの物語に付き合ってくださった読者の皆様のおかげです。
最初はただの甘い日常を描く予定だったこのお話が、まさかここまで命懸けの逃避行にまで発展するとは、私自身も想像していませんでした。
毎話、執筆するたびに「紬ちゃん、逃げて!」「蓮くん、もうそれ以上はストーカーだよ!」「太陽くんと麗奈ちゃん怖すぎる!」と、キャラクターたちの暴走に私自身が一番ハラハラしていたかもしれません。
そんな私の迷いや「もっと面白くしたい!」という熱量に、いつでも並走してくれたのが、アドバイスをくれた大切な友達でした。
プロットが詰まるたびに夜遅くまで一緒にアイデアを出し合い、キャラの過去を掘り下げ、「もっと歪ませよう!」「ここで崖から落とそう!」と、まるで作中の太陽や麗奈に負けないくらいの(笑)凄まじい執念でこの作品を支えてくれました。
この場を借りて、私の背中を押し続けてくれた相棒に、宇宙一の感謝を伝えたいと思います。本当に、本当にありがとう!
そして、何よりも。
「瀬名蓮」という一歩間違えれば破滅してしまうほど重い男の愛を、そして「橘紬」というその狂気を受け止めて覚醒してしまった女の子の選択を、時にハラハラし、時にキュンとしながら、温かく(あるいはハラハラしながら)見守り、応援してくださった読者の皆様。
皆様の応援が、私の執筆の何よりの原動力であり、暗闇を照らす光でした。
2人が選んだ結末は、決して世間一般の『普通のハッピーエンド』ではないかもしれません。
それでも、世界を敵に回してでもお互いだけを選んだ2人の姿が、少しでも皆様の心に強烈な爪痕を残せたなら、作者としてこれほど幸せなことはありません。
2人は今頃、あの静かな海辺の部屋で、誰にも邪魔されずに極上の溺愛に溺れているはずです。

皆様からいただいた温かい応援への感謝は、言葉では言い尽くせないほどです。
この作品を愛してくださり、本当に、本当にありがとうございました……!
またいつか、どこか別の物語、あるいは彼らの狂った楽園のスパイスの効いた日常でお会いできる日を楽しみにしています!
< 22 / 22 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:3

この作品の感想を3つまで選択できます。

  • 処理中にエラーが発生したためひとこと感想を投票できません。
  • 投票する

この作家の他の作品

表紙を見る 表紙を閉じる
🐧 🐬 🐳 🦈 🐙 🐠 🦭 🦦 🐢 🦀 私は、事件を解決する――。 水槽の底に隠された悪意を暴くのは、動物たちと心を通わせる少女の圧倒的な推理。 最強の仲間たちと紡ぐ、命と恋のミステリアス・ラブストーリー! 🐧 🐬 🐳 🦈 🐙 🐠 🦭 🦦 🐢 🦀 執筆開始:2026.8.12 執筆終了:2026.8.31 略して「水恋」で覚えてくれたら嬉しいです。
君に捧げるラスト・トス!

総文字数/14,475

恋愛(ラブコメ)9ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
小学校時代に全国レベルの強豪クラブチームで 揉まれてきた新入生・星野梨央奈。 彼女が進学先の中学校で女子バレーボール部に入部すると、 その実力は群を抜いていた。 正確なトス、鋭いスパイク、隙のないレシーブ。 1年生にして早くもコート内で「無双状態」となった梨央奈は、 周囲の部員たちから一目置かれると同時に、どこか浮いた存在になりかけていた。 そんな梨央奈の視線を奪ったのが、 3年生の部長であり、チームの絶対的エース・白石夏帆だった。 夏帆は、梨央奈の圧倒的な才能を嫉妬することなく心から歓迎し、 「梨央奈、最高のトスをちょうだい」と笑顔を向ける。 コートを支配する圧倒的なカリスマ性と、 普段の包み込むような優しさ。 梨央奈が夏帆に惹かれるのに、時間はかからなかった。 初めは、バレーボールの熱いプレイヤーとしての「憧れ」だった。 しかし、夏の大会に向けて二人で居残り練習を重ね、 一つのボールを追いかけるうちに、梨央奈の胸の奥で別の感情が芽生え始める。 夏帆先輩の視線が自分以外に向くと胸がズキリと痛むこと。 先輩の汗の匂いや、 ハイタッチのときの熱い手のひらに心臓が跳ねてしまうこと。 梨央奈は自らの気持ちが、単なる先輩への憧れを超えた「恋」であると自覚する。 一方の夏帆もまた、梨央奈の存在に大きく揺さぶられていた。 最初は頼もしい後輩、そして最高の相棒(バディ)だと思っていた。 しかし、バレーにひたむきな真っ直ぐな瞳や、 時折見せる年下らしい無防備な笑顔に、いつしか夏帆の心は捕らえられていく。 中3の夏、部活引退の足音が近づく中で、夏帆は気づいてしまう。 梨央奈をひとりの「女の子」として、恋愛対象として愛おしく思っていることに――。 「先輩と、もっと長くバレーがしたいです」 「私も、梨央奈ともっと一緒にいたい」 コートの上では完璧な二人なのに、ひとたび視線が絡合えば、 名前を呼ぶ声さえ震えてしまう。 部活動という限られた時間の中で、 先輩と後輩、そして惹かれ合う恋人未満の二人。 ネットを挟んで交わされる熱視線と、放課後の誰もいない部室で重なりそうになる二人の距離。 中学最後の大会が迫る中、二人のもどかしくも情熱的な恋と、 全国大会を目指す熱い戦いが幕を開ける――!
恋旅

総文字数/47,541

恋愛(ラブコメ)57ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
☆.*・゚┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈゚・*.☆ 初めてこんな気持ちを知った。 初めてこんなおもいを知った。 初めて知ることばかり。 きっと、君に会うために恋旅に来た。 ☆.*・゚┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈゚・*.☆ 執筆開始:2026.8.11 執筆終了:2026.8.15

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop