最後まで読まないで

手品

友達が手品を見せてくれた。「このコインを消してみせるよ」そう言うと、右手に握ったコインに息を吹きかけ、手を開いた。コインは見事に消えていた。「すごい! どこに行ったの?」僕が驚くと、友達はニヤリと笑った。「君のポケットの中さ」僕は急いで自分のポケットに手を入れた。確かに硬いものがある。しかし、取り出したそれはコインではなく、昨日から行方不明になっている妹のお気に入りのキーホルダーだった。
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