最後まで読まないで
リモコン
リビングでテレビを観ていたが、退屈なので番組を変えようとした。しかし、リモコンのボタンを何度押してもチャンネルが変わらない。電池が切れたのかなと思い、裏蓋を開けようとした時だ。ふと顔を上げると、テレビの画面に映っている見知らぬ男が、無表情でじっとこちらを見つめていた。男は自分の手に持っている黒いリモコンを私に向け、静かに電源ボタンを押した。途端に、私の視界はプツンと途切れた。