最後まで読まないで
文化祭の演劇
文化祭でクラス劇をやることになった。私は裏方として、主人公が食べる毒リンゴの小道具を作る係だ。本番当日、劇は順調に進み、魔女が主人公に毒リンゴを手渡すクライマックスのシーンを迎えた。「さあ、この美味しいリンゴをお食べ」主人公がリンゴをかじって倒れ込み、観客からはその迫真の演技に大きな拍手が湧き起こった。私が作った小道具のリンゴは、今も私の手の中にあるのに。
メニュー
文化祭の演劇