最後まで読まないで
フードコート
ショッピングモールのフードコートで食事をしていた。週末で混雑しており、空席を探すのに苦労した。ようやく席を見つけ、温かいうどんを食べ始める。ふと、通路を挟んだ向かいの席に座る小さな男の子と目が合った。彼は一人で、何も食べずにじっとこちらを見ている。迷子だろうか。気になって「お母さんは?」と声をかけると、男の子は無表情のまま私の隣を指差した。「そこで、あなたのうどんを一緒に食べてるよ」