最後まで読まないで

深夜のファミレス

深夜のファミレスでアルバイトをしている。客は少なく、店内は静まり返っていた。窓際の席に、一人の中年男性が座っている。彼は何も注文せず、ただ窓の外をじっと見つめている。「あの、ご注文はお決まりでしょうか?」私が声をかけると、彼はゆっくりと振り返った。「あそこから、私を見てるんだよ」窓の外は真っ暗で、自分の顔が反射して映っているだけなのに。
< 404 / 462 >

この作品をシェア

pagetop