最後まで読まないで
付箋
私は物忘れが激しいので、やるべきことを付箋に書いて机の前に貼っている。「宿題をする」「明日の準備」などだ。ある日、机の前に見覚えのない赤い付箋が貼ってあるのを見つけた。「息をするのを忘れない」家族のいたずらかと笑い飛ばし、私はその付箋をビリッと破り捨てた。その瞬間、私はどうやって息を吸えばいいのかわからなくなった。喉がヒューヒューと鳴り、肺が痛い。目の前が急速に真っ暗になっていく。