婚約が嫌で男装執事になったのに~配属先が婚約者の元でした~【完】

これで美味しく食べてもらえれば、きっと仲良し決定ねっ!!


同じ釜の飯を食べると仲良くなれる!!


私は完璧な作戦だと満足していた。



「おい、リオ。こんなところで何してるんだ?」

入ってきたのは、大好きなレオ様だった。


「あっ!レオ様、いいところにきましたねっ!これ僕が作ったんですよ!料理長のロキさんに手伝ってもらって、すっごく美味いミートパイができたんです!」

「はぁ?お前が料理……?」


自慢げにバスケットを見せる私に、レオ様は怪訝そうな顔をする。


私は出来立てのミートパイを一口サイズにちぎると、レオ様の口元へ強引に押し込んだ。


「ほらほらっ!食べてみてください!美味しいですか!?」

「っ!?おっ!おい!!勝手に突っ込むなよって……うん?…もぐもぐ…っ」


レオ様は怒りながらも、私に無理矢理押し込まれたミートパイを食べてくれると、ごくりと飲み込んだ。

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