婚約が嫌で男装執事になったのに~配属先が婚約者の元でした~【完】
「えへへ……慣れないことしちゃったので、ちょっと怪我しちゃいました。でも、アル様に美味しく食べてもらえたので全然平気ですっ!」
目の前でヘラりと能天気に笑うリオ。
「は……?」
俺のまさかの予想は的中して、目の前で笑うリオを見ながら、意味がわからなかった。
俺のため…?昨日剣を向けられたのを、この子は忘れたの…?そんなわけないよね?
回し者だと疑っていたはずの俺の心が……勘違いなんじゃないか?と
目の前のおかしな生き物、リオに流されそうになる。