婚約が嫌で男装執事になったのに~配属先が婚約者の元でした~【完】
そして、回し者の線が消えたと思えば…またひとつの疑念……。
俺は、二人の楽しそうな笑い声を聞きながら、ため息をひとつ吐くと綺麗な空を見つめる。
「……はぁ」
君がもし女の子だと言うのなら、一体何のためにここにいるんだい?
何度考えても見つからない答えに
楽しそうに笑うリオの姿を見つめていると、自分でも驚く程、諦めたような笑みがこぼれていた。
……まぁ…リオの正体がどうであれ…この子になら騙されてもいいかな……ってね。
側近騎士らしくない、そんなことを本気で思ってしまっている自分に、俺は静かに苦笑したのだった。
これからは監視ではなくて、君の事を隣で見守ることにしよう。