婚約が嫌で男装執事になったのに~配属先が婚約者の元でした~【完】
EP:17☆ギル様の熱と看病!
どれぐらいの時間が経っただろうか…
ペンの音が、やっととまった。
「……はぁ」
やる事が終わったのか、ギル様は静かに立ち上がるとまだ熱のせいでふらふらとしていた。
「ギ、ギル様っ!大丈夫ですかっ?!」
私はふらふらとするギル様に駆け寄ると、腕を掴んで体を支える。
触れる肌は、まだとても熱くて、熱がすごく高いのがわかる。
ギル様はそんな私を力なく見下ろす。
「悪いな…、大丈夫だ。俺は寝るからお前ももう寝ろ、部屋に戻れ」
ギル様は力なく腕を離すと、執務室から寝室のある自室へとふらふらしながら歩みを進める。
その姿が心配で私は、倒れたりしないだろうか?とひやひやしながらギル様の後ろをついて行った。