婚約が嫌で男装執事になったのに~配属先が婚約者の元でした~【完】
EP:22☆兄弟喧嘩と胸の痛み!
昨夜は、ギル様と夜遅くまで結局話し込んでしまって気がついたら寝落ちしてたみたい。
太陽の光で目が覚めると、体がすっかり軽くなっていた。
ベッドから出ると、執事服を着て寝落ちしてしまって少しボサボサのカツラを綺麗になおして気合を入れる。
「よし……っ!今日からまたギル様の専属執事としてがんばろっと」
部屋にあるギル様の飾ってくれた花を見て少しだけニヤける。
昨日のギル様はなんだかかっこよかったな……月光マジック……?
昨日のことを考えると胸がまた少しだけドキドキとした。
やっぱり、このドキドキはいつもと違う……なんだろ。
なんて思いながら、私は部屋を出た。
廊下を進んで、ギル様の執務室の前に着いた、その時だった。
「───兄上!!!その話、本当に受けるのか?!」
えっと……レオ様?
こんな朝からギル様の部屋にいるなんて……めずらしい。