婚約が嫌で男装執事になったのに~配属先が婚約者の元でした~【完】

にっこりと笑いながらそう言うと、クリームの着いた指をぺろっと舐めて、色っぽく笑った。



「ちょっ……!!」



驚いている私の顔を頬杖をまた着きながらじっと見つめてくると



「ねぇ……リオくん。そんなに毎日お茶会のことで思い悩むくらいなら、いっそ俺のところに来ちゃう?」


「なっ……何を言って……」


「何って俺が忘れさせてあげるよ?」



ロキさんのあまりの色っぽさに食べようとしていたクッキーを落としそうになる。



で……でたっ!!

本気にしちゃダメなやつだ!!

またロキさんの意地悪だっ!!!



すると、隣からガタンッ!!と椅子の音が響く。


音の方を見ると、勢いよく立ち上がったレオ様がロキさんを睨んでいた。



「……ロキ!!お前、まさか……!!リオはだめだからなっ!!!こいつに変なことしたら許さないからなっ!!!」


「くすっ……レオ様がどうしてそんなに怒っているのかな?」


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