婚約が嫌で男装執事になったのに~配属先が婚約者の元でした~【完】
そのまま、ぐいぐいと俺を引っ張って走り出す。
そして、彼女が連れてきてくれたのは
「公爵邸に初めて訪れた時に見かけたのっ!来てみたかったんだっ」
そう言って笑うリオの後ろには、すごく綺麗な花畑が広がっている。
あたり一面に、色とりどりの花が咲き誇っていて、ここは屋敷の中でもあまり知ってる人間は少なそうな場所だった。
「わぁぁあ!!見てくださいレオ様!すっごく綺麗じゃないですかっ?」
「あ、あぁ……綺麗だな」
二人でその景色を見つめながら、素直に言葉にする。