今日はここまで、ここから一緒に〜君と作る未来〜
「〝ここでお茶を飲んでるときだけ、ちょっとだけ休んでる気がする〟っておっしゃってました」
そんな一文を、
当たり前みたいに議事録に入れてくる。
きれいごとではない。
でも、小さな救いをちゃんと拾ってくる。
――この人を暁に連れてきてよかった。
そう思う一方で、どこかでずっと怖かった。
あのときみたいに、
自分がまた〝また失敗する瞬間〟が来たらどうしよう、と。
会社を変えたからといって、
自分の弱さまで変わるわけではない。
そんなことは、身に染みて分かっていた。
だから、
彼女を拾い上げたつもりでいたのに、
実際には彼女の存在のほうが、
僕を会社に繋ぎ止めていたのだと思う。