年下の王子さまから即プロポーズされて?!
「なんで蒼波ちゃんそんなにかわいーの」

「かわいくないですよ、離してください!」

「はは」

「谷口さーん、ちょ、大野がなんかやりました?」

 わたしの同僚の男性野田さんが、会議が始まるから探していたのだろうほっぺを挟まれたわたしを不思議そうに見ていた。

「いやーかわいいなと思って、はは、じゃーね」

「そうっすか? 会議始まりますのでよろしくお願いします」

 襟元を正して、谷口さんは会議室に入って行った。

 わたしは谷口さんにほっぺを触られた時の指の感覚を思い出してしまう。
 王子さまとは本当に正反対だ。
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