年下の王子さまから即プロポーズされて?!

1ヶ月後

「よ、蒼波ちゃん」

「谷口さんお疲れ様です」

 今日も職場に谷口さんの顔。部長に昇進したという谷口さんは、本当に気配りも出来るし優秀な人だ。

「今日もかっこよすぎない?」「やばいよねー」

 同僚たちが囁き合っている。

 わたしはあの実家で会った日に、谷口さんにも自分の気持ちをはっきりと伝えた。

「でも俺の蒼波ちゃんへの想いは変わらないから」

 ってさっぱり、きっぱりと言われてわたしは何も言えなかった。

 ていうかさ、もし本当に王子さまと結婚したとしたら……海斗も谷口さんも義理のきょうだいになるってことだよね……? 考えただけで不思議な気分だった。
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