年下の王子さまから即プロポーズされて?!
「黙っててごめんね、蒼波さん。でもぼく、兄ちゃんたちに負けたくないから。全然お金もないし、頼りないし、なによりまだ学生だけど、蒼波さんのこと大好きだから。ずっとずっと……」

「ありがとう、でも……」

「でも?」

「こんなおばちゃんでいいの?」

「ふは!」

 王子さまが飛びっきりの笑顔になる。

 「蒼波さんがいいの!!」

「ありがとう! わたしも唯斗くんがいい!!」

 わたしは大きな花束を受け取る。すると、拍手が起こる……。

 周囲にはいつの間にかカフェから出てきた店員さんや、通行人で溢れていたのだった。

「行こうか」

「うん」

 わたしはちょっと恥ずかしかったけど、王子さまに手を引かれて歩いた。
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