年下の王子さまから即プロポーズされて?!
「こんにちは、いらっしゃいませ」

 にこっと微笑んだ男性と目が合う、カウンター越しに。

「こ、こんにちは……」

 肌が白くて、大きなくっきりとした目。そして小さな顔に、すらっとした身長。

 ……正に王子系!!

「よく来てくれますよね……?」

「え」

「ぼく、厨房担当なんですけど、今日ホールの子が休みだから交代したんです」

「あ、そうなんですね……」

 つやつやした肌。この子は絶対20代前半だろうなって頭で即計算。

 ていうか「よく来てくれますよね……?」ってことは、わたしのこと覚えててくれてるってこと?

「はい、家が近くって。それに居心地もいいから」

 嘘だけど、電車で30分ぐらいかかるけど!

 アラサーなのに、こんな若い子にドキドキしてる。でもこんな綺麗な顔の子、間近で見られるなんて本当にラッキー。ホールの子休んでくれてありがとうって気持ちでいっぱいになる。

「嬉しいです。ずっと喋ってみたかったから」

 はう! もうさっき会ったばっかりなのに、わたし大好きかも!!!
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