二人のシャーロック・ホームズ〜山荘の謎を解け!〜
雪に囲まれた山荘で
雪に覆われた森の中で目を覚ました僕とホームズと秀介は、とりあえず目の前にいる三人と自己紹介をすることになった。黒髪に緑の目の男性と、明るめの茶髪の男性、大きめの上着を着た女性を僕は見つめる。黒髪の男性は僕たちをどこか警戒しているみたいだった。

「えっと、とりあえず自己紹介しますね。僕はジョン・H・ワトソンです」

僕が名前を言うと、茶髪の男性が「えっ!?」と驚いた様子を見せた。女性も驚いて僕と男性を見つめている。えっ?何?

「僕の名前もジョン・H・ワトソンなんだ。……もしかして、職業って医者?」

ワトソンさんが訊ね、僕は首を横に振った。僕は十九歳だから年齢的にもなれない。

「ワトソンが二人。名前を呼ぶ時が大変そうだな」

黒髪の男性とホームズが同時に言う。ホームズが口を開いた。

「俺はシャーロック・ホームズだ」

ワトソンさんたちがまた驚く。黒髪の男性が「困ったな」と言った。

「僕もシャーロック・ホームズなんだ」

「ひょっとして、あんたも探偵?」

「そうだよ。僕の先祖も探偵だった」
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