愛するあなたを殺させないため、死に戻った私はこの恋を捨てると決めた
かつてはここに、たくさんの赤い痕を刻んでもらっていた。目にするたび、それがロジェリオに愛されている証のような気がして幸せだった。
それがあれば、この恐怖にも耐えられるような気がした。
「……お願い、リオ」
囁くと、小さく唾を飲み込んだロジェリオが、黙ってうなずいた。
彼の指がドレスを引き下げ、胸元に唇を寄せる。最初は躊躇うように、触れるだけの口づけ。何度か肌を啄んだあと、ちくりとした痛みを与えられたのが分かった。
「……っん」
痕をつけてもらえたことが分かり、エリシアの身体が喜びに震える。微かに漏れた声を聞いて、ロジェリオも肩を震わせたような気がした。
ちゅ、と小さな音を響かせて、唇が離れていく。視線を落とせば、胸元に小さな赤い華が咲いていた。指先でそっとなぞって、エリシアは微笑む。
「ありがとう。これを見れば、いつだってリオのことを思い出すわ」
「じゃあ、消えてしまう前にまた痕をつけなくちゃならないな」
耳元で息を吹き込むように囁かれて、エリシアは跳ねた鼓動をなだめるように胸に手を当てながらうなずいた。
それがあれば、この恐怖にも耐えられるような気がした。
「……お願い、リオ」
囁くと、小さく唾を飲み込んだロジェリオが、黙ってうなずいた。
彼の指がドレスを引き下げ、胸元に唇を寄せる。最初は躊躇うように、触れるだけの口づけ。何度か肌を啄んだあと、ちくりとした痛みを与えられたのが分かった。
「……っん」
痕をつけてもらえたことが分かり、エリシアの身体が喜びに震える。微かに漏れた声を聞いて、ロジェリオも肩を震わせたような気がした。
ちゅ、と小さな音を響かせて、唇が離れていく。視線を落とせば、胸元に小さな赤い華が咲いていた。指先でそっとなぞって、エリシアは微笑む。
「ありがとう。これを見れば、いつだってリオのことを思い出すわ」
「じゃあ、消えてしまう前にまた痕をつけなくちゃならないな」
耳元で息を吹き込むように囁かれて、エリシアは跳ねた鼓動をなだめるように胸に手を当てながらうなずいた。