愛するあなたを殺させないため、死に戻った私はこの恋を捨てると決めた
ぷつり、と小さな音がして、寝衣のボタンが外されたのが分かった。中に着ているのは薄手の下着だけで、彼に肌を晒していることがとても恥ずかしい。
唇を噛んで羞恥に耐えていると、ロジェリオが小さく笑った。
「シア、そんなに硬くならないで」
「だ、だってドキドキしてるんだもの」
「俺は初めてだけど、シアは『前の俺』とこうしたことがあるんじゃないの?」
冗談めかして言っているけれど、その声に微かな嫉妬を感じ取って、エリシアは苦笑する。
「どちらもロジェリオに変わりはないけれど、私は今のあなたを愛してるの。それに私だって初めてなんだから、恥ずかしいし緊張するに決まっているわ」
「今の俺を愛してくれるんだな、シアは」
噛みしめるようにつぶやいたロジェリオに、エリシアはもちろんと言って抱きついた。
やがてロジェリオの手が再びエリシアの寝衣を脱がしていく。下着すらあっという間に取り去られて、エリシアは生まれたままの姿となる。
「っ、あんまり……見ないで」
「どうして? うっとりするほど綺麗だ。真っ白な肌に赤い痕が映えてすごくいいな」
満足げに笑ったロジェリオが、胸の谷間に刻まれた印を指でなぞった。そんな些細な刺激だけでも、エリシアの身体は期待に高まる。それを見て、ロジェリオが嬉しそうに笑った。