愛するあなたを殺させないため、死に戻った私はこの恋を捨てると決めた
「突然こんなことを言われて驚くかもしれないが、一緒にいてこれほどまでに心地のいい人は初めてで……。きみと踊ったダンスも楽しくて、もっと一緒にいたいと思ったんだ。もしかしたらこれが、一目惚れ――」
「や、やめてください!」
 エリシアは、彼の言葉を思わず鋭くさえぎってしまった。驚いたように目を丸くするロジェリオの前で、エリシアは再び頭を下げる。
「もう……会うことはありません。申し訳ありません、失礼します」
 それだけ言って、エリシアは走るようにその場を後にした。
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