闇バイト強盗 虐殺館
闇案件受託
「・・・やめろって。李光人もやるって言ってないだろ。なあ?」
竜也は李光人を巻き込むことに抵抗を露わにした。だが、李光人の反応は違った。
「・・・・正直、興味あります。」
「ほら見ろ。李光人君、興味あるってさ!」
勝ち誇る三山。竜也は驚きの表情を浮かべる。
「李光人、こんな話に乗るなよ。仮に叩きが成功しても、こいつは報酬をちゃんと払うか分からんぞ。」
「それはSNS案件の闇バイトなら、報酬は踏み倒されるのが常だけど。俺達は仲間じゃないか。横のつながりだから、ちゃんと報酬は分け合うって。」
「・・・・・・・。」
「李光人君は幾らぐらい欲しい?」
「・・・・5万位。今、手元に一円も無くて、今月、食べ物を何も買えないんです。」
李光人は切迫した金銭事情を吐露したのだが、三山は笑い出した。
「5万?5万で良いの?」
「はい。取り敢えず。」
「一緒に叩きやったら、5千万やるよ。」
「ご、5千万?」
李光人は腰を抜かしそうになった。5万でも大金なのに、5千万。1000倍の報酬をちらつかされたのだから。
「俺達は仲間なんだからさ。それ位はちゃんと払うよ。奪った金は平等に。」
「まじっすか・・・・。」
叩きに参加する事に前のめりになる李光人に、竜也は釘を刺す。
「騙されるな。叩きで何十億にもなるって言っておいて、お前には5千万ぽっちしかくれないんだ。どこが平等なんだ。」
「・・・・・・・。」
確かに数十億のしのぎに5千万しかくれないというのは全然平等ではない。だが、李光人はそこは気にならなかった。
「俺は5千万円も貰えるんなら十分です。」
「竜也、誤解の無いように言っておくと、こんなうまい話を持ってきた俺が一番報酬を貰うのは当然の事じゃないか。だから俺が一番貰う。だけど、李光人君には5千万以外にも金塊とか美術品の気に入ったものがあればやるつもりだって。実質的には億越えの報酬だよ。しがない一般人にこんなうまい話無いよ。」
「・・・・・・・。」
「竜也には李光人君より上の報酬を出すよ。」
「・・・・・・・。」
「金に困ってるんだろ?」
「・・・・お前が裏切らない証拠は。裏切って一円も払わないかもしれんだろ。」
「おいおい、竜也。その時は俺をぶちのめすなり、サツに売るなりしろよ。俺も困るだろうが。だから裏切りたくても裏切れない。俺達は運命共同体だよ。ねえ、李光人君?」
「はい。やりましょう、竜也さん。こんなうまい話、人生で二度も無いです。」
「・・・・・・・。」
「その家の爺は随分あこぎな真似をして財産を築いて来たみたいだぜ。ムカつかねえか?」
「・・・・・・・。」
「爺はシャイニング北川と同じ穴のムジナだ。思い知らせてやろうぜ。」
竜也の目の色が変わった。竜也は傲慢・強欲な高齢者の男に異常な敵意を示す。今は亡きシャイニング北川をダブらせている事を知っている三山の作戦だ。
「分かった。やろう。」
「そうこなくっちゃ。」
三山の作戦勝ちである。
「あと、何人ぐらい必要だ?」
「う~~ん。どうかな?多すぎても足が付くし、少ないと金を運ぶのが大変だ。なにしろ宝の山だ。車も3台は欲しい。」
「と、すると6人て所か?車3台に運転手3人。助手が3人て所か。」
具体的な計画を上げる竜也に三山はにんまりとした。その気になったことを確認出来たからだ。
「俺がもう一人連れて来る。そいつと一緒に車に乗る。竜也は李光人君と乗れ。運転できるだろ。」
「ああ。そうなるともう二人俺が連れてくれば良い訳だな。」
「SNSで募集するとかは駄目だぞ。」
「分かってる。任せておけ。」
竜也には既に意中の仲間が居る様であった。
「決行は三日後だ。」
「・・・・・随分、急だな。」
「トクリュウに狙われてる家だ。いつ、得物を攫われるかもしれねえだろ。」
「・・・・・そうだな。」
「じゃあ、頼んだぞ。」
三山はそう言って去っていこうとしたが、引き返してきて財布から金を取り出すと、李光人に差し出す。
「な、なんですか?」
「金がないんだろ。取り敢えず、5万先渡しだ。」
「・・・・良いんですか?」
「良いって。三日後にはみんな、億り人だぞ。」
李光人が金を受け取ると、三山は笑顔で去っていった。
竜也は李光人を巻き込むことに抵抗を露わにした。だが、李光人の反応は違った。
「・・・・正直、興味あります。」
「ほら見ろ。李光人君、興味あるってさ!」
勝ち誇る三山。竜也は驚きの表情を浮かべる。
「李光人、こんな話に乗るなよ。仮に叩きが成功しても、こいつは報酬をちゃんと払うか分からんぞ。」
「それはSNS案件の闇バイトなら、報酬は踏み倒されるのが常だけど。俺達は仲間じゃないか。横のつながりだから、ちゃんと報酬は分け合うって。」
「・・・・・・・。」
「李光人君は幾らぐらい欲しい?」
「・・・・5万位。今、手元に一円も無くて、今月、食べ物を何も買えないんです。」
李光人は切迫した金銭事情を吐露したのだが、三山は笑い出した。
「5万?5万で良いの?」
「はい。取り敢えず。」
「一緒に叩きやったら、5千万やるよ。」
「ご、5千万?」
李光人は腰を抜かしそうになった。5万でも大金なのに、5千万。1000倍の報酬をちらつかされたのだから。
「俺達は仲間なんだからさ。それ位はちゃんと払うよ。奪った金は平等に。」
「まじっすか・・・・。」
叩きに参加する事に前のめりになる李光人に、竜也は釘を刺す。
「騙されるな。叩きで何十億にもなるって言っておいて、お前には5千万ぽっちしかくれないんだ。どこが平等なんだ。」
「・・・・・・・。」
確かに数十億のしのぎに5千万しかくれないというのは全然平等ではない。だが、李光人はそこは気にならなかった。
「俺は5千万円も貰えるんなら十分です。」
「竜也、誤解の無いように言っておくと、こんなうまい話を持ってきた俺が一番報酬を貰うのは当然の事じゃないか。だから俺が一番貰う。だけど、李光人君には5千万以外にも金塊とか美術品の気に入ったものがあればやるつもりだって。実質的には億越えの報酬だよ。しがない一般人にこんなうまい話無いよ。」
「・・・・・・・。」
「竜也には李光人君より上の報酬を出すよ。」
「・・・・・・・。」
「金に困ってるんだろ?」
「・・・・お前が裏切らない証拠は。裏切って一円も払わないかもしれんだろ。」
「おいおい、竜也。その時は俺をぶちのめすなり、サツに売るなりしろよ。俺も困るだろうが。だから裏切りたくても裏切れない。俺達は運命共同体だよ。ねえ、李光人君?」
「はい。やりましょう、竜也さん。こんなうまい話、人生で二度も無いです。」
「・・・・・・・。」
「その家の爺は随分あこぎな真似をして財産を築いて来たみたいだぜ。ムカつかねえか?」
「・・・・・・・。」
「爺はシャイニング北川と同じ穴のムジナだ。思い知らせてやろうぜ。」
竜也の目の色が変わった。竜也は傲慢・強欲な高齢者の男に異常な敵意を示す。今は亡きシャイニング北川をダブらせている事を知っている三山の作戦だ。
「分かった。やろう。」
「そうこなくっちゃ。」
三山の作戦勝ちである。
「あと、何人ぐらい必要だ?」
「う~~ん。どうかな?多すぎても足が付くし、少ないと金を運ぶのが大変だ。なにしろ宝の山だ。車も3台は欲しい。」
「と、すると6人て所か?車3台に運転手3人。助手が3人て所か。」
具体的な計画を上げる竜也に三山はにんまりとした。その気になったことを確認出来たからだ。
「俺がもう一人連れて来る。そいつと一緒に車に乗る。竜也は李光人君と乗れ。運転できるだろ。」
「ああ。そうなるともう二人俺が連れてくれば良い訳だな。」
「SNSで募集するとかは駄目だぞ。」
「分かってる。任せておけ。」
竜也には既に意中の仲間が居る様であった。
「決行は三日後だ。」
「・・・・・随分、急だな。」
「トクリュウに狙われてる家だ。いつ、得物を攫われるかもしれねえだろ。」
「・・・・・そうだな。」
「じゃあ、頼んだぞ。」
三山はそう言って去っていこうとしたが、引き返してきて財布から金を取り出すと、李光人に差し出す。
「な、なんですか?」
「金がないんだろ。取り敢えず、5万先渡しだ。」
「・・・・良いんですか?」
「良いって。三日後にはみんな、億り人だぞ。」
李光人が金を受け取ると、三山は笑顔で去っていった。
