アイヴィーの花冠 ~シスコンと恋愛を拗らせた私はこの度、好きな人の屋敷でメイドとして働くことになりました~
主人に友人の非礼を詫び、フランカを現在まで引き戻す。けれど二人とも私の言葉ではピクともしない。
「セルロト、手伝って!」
「ああ。フランカ、詳しいことは家で話すから、とりあえずはお暇しよう」
「そ、そうね。これ以上デートの邪魔をしたら悪いものね。ごめんなさい、アイヴィー」
「いやだから、デートじゃないんだって……」
セルロトと共にこの場を後にするフランカ。
どうやら誤解を解くことが出来るかはセルロトの手腕に期待するしかなさそうだ。
頼んだわよ、セルロト!
遠ざかる背中にプレッシャーを送りつつ、私は私でもう一人へと向き直る。
「不快な思いをさせてしまい、大変申し訳ありませんでした!」
深く頭を下げると、ようやくフリーズが解除されたらしいディートリッヒ様はビクッと体を震わせる。
「いや、気にしないでくれ」
そうは言ってくれたものの、帰り道でのディートリッヒ様は心ここにあらず、で。
人にぶつかると危ないからと、腕を支えさせていただけば、パチクリと瞬きを繰り返す。
「大丈夫ですか?」
「あ、ああ」
本当に、不快だったら言って欲しい。
「セルロト、手伝って!」
「ああ。フランカ、詳しいことは家で話すから、とりあえずはお暇しよう」
「そ、そうね。これ以上デートの邪魔をしたら悪いものね。ごめんなさい、アイヴィー」
「いやだから、デートじゃないんだって……」
セルロトと共にこの場を後にするフランカ。
どうやら誤解を解くことが出来るかはセルロトの手腕に期待するしかなさそうだ。
頼んだわよ、セルロト!
遠ざかる背中にプレッシャーを送りつつ、私は私でもう一人へと向き直る。
「不快な思いをさせてしまい、大変申し訳ありませんでした!」
深く頭を下げると、ようやくフリーズが解除されたらしいディートリッヒ様はビクッと体を震わせる。
「いや、気にしないでくれ」
そうは言ってくれたものの、帰り道でのディートリッヒ様は心ここにあらず、で。
人にぶつかると危ないからと、腕を支えさせていただけば、パチクリと瞬きを繰り返す。
「大丈夫ですか?」
「あ、ああ」
本当に、不快だったら言って欲しい。