アイヴィーの花冠 ~シスコンと恋愛を拗らせた私はこの度、好きな人の屋敷でメイドとして働くことになりました~
「あれ? アイヴィーさん。今、ラティリアーナ様がいらっしゃいませんでした?」
「はい。ですが今し方お帰りになりましたよ」
「お早いお帰りですね 。一体、何の用事でいらっしゃったのですか?」
「前回の謝罪をしてくださったのと……後はなにやら勘違いをなさっていたので、訂正しておきました」
「はぁ。勘違い……ですか」
「はい! ですがもう大丈夫そうです」
「アイヴィーさんがそう言うのでしたら信じますが、勘違い、ですか」
うーんと顎に手を当てながら考え込むベルモットさん。
けれどそれ以上追求されることはなく、お茶会へと突入するのだった。
39.
「いい? つまりお兄さまに選ばれるということは大変名誉なことなのよ!」
一件落着――と紅茶を楽しんだ数日後、再びラティリアーナ様が訪問する未来を誰が予想できただろうか。
百歩譲ってディートリッヒ様を訪ねて、ならば空白の期間が短すぎても納得できないことはない。
けれどディートリッヒ様の魅力をフリップ形式で解説されるなんて想像できないでしょ!
「はぁ……」
「はい。ですが今し方お帰りになりましたよ」
「お早いお帰りですね 。一体、何の用事でいらっしゃったのですか?」
「前回の謝罪をしてくださったのと……後はなにやら勘違いをなさっていたので、訂正しておきました」
「はぁ。勘違い……ですか」
「はい! ですがもう大丈夫そうです」
「アイヴィーさんがそう言うのでしたら信じますが、勘違い、ですか」
うーんと顎に手を当てながら考え込むベルモットさん。
けれどそれ以上追求されることはなく、お茶会へと突入するのだった。
39.
「いい? つまりお兄さまに選ばれるということは大変名誉なことなのよ!」
一件落着――と紅茶を楽しんだ数日後、再びラティリアーナ様が訪問する未来を誰が予想できただろうか。
百歩譲ってディートリッヒ様を訪ねて、ならば空白の期間が短すぎても納得できないことはない。
けれどディートリッヒ様の魅力をフリップ形式で解説されるなんて想像できないでしょ!
「はぁ……」