アイヴィーの花冠 ~シスコンと恋愛を拗らせた私はこの度、好きな人の屋敷でメイドとして働くことになりました~
思いを伝えあった日から、ディートリッヒ様は自身の気持ちを伝えてくれるようになった。
何でもマリー様とラティリアーナ様からのアドバイスらしいのだが、恥ずかしげもなくストレートに思いを伝えられる身にもなってほしい。心臓がいくつあっても足りないわ。今だって、もう少しで会場に入るところなのに、心臓は跳ね上がってしまっている。これでは緊張どころではない。けれどそのおかげで私は恥ずかしがることはあっても、彼とすれ違うことはなくなった。
「行こう」
「はい」
差し出された手に自分の手を乗せて、前を向いた。
無表情なディートリッヒ様と鈍感な私は今日をもって夫婦となる。
沢山の人達に祝福されながら、幸せを噛みしめながらバージンロードを歩き、天使様の前で一生の愛を誓う。
そんな私達を、愛のキューピット様は優しい笑みで見守ってくれていた。
-完-
何でもマリー様とラティリアーナ様からのアドバイスらしいのだが、恥ずかしげもなくストレートに思いを伝えられる身にもなってほしい。心臓がいくつあっても足りないわ。今だって、もう少しで会場に入るところなのに、心臓は跳ね上がってしまっている。これでは緊張どころではない。けれどそのおかげで私は恥ずかしがることはあっても、彼とすれ違うことはなくなった。
「行こう」
「はい」
差し出された手に自分の手を乗せて、前を向いた。
無表情なディートリッヒ様と鈍感な私は今日をもって夫婦となる。
沢山の人達に祝福されながら、幸せを噛みしめながらバージンロードを歩き、天使様の前で一生の愛を誓う。
そんな私達を、愛のキューピット様は優しい笑みで見守ってくれていた。
-完-

