アイヴィーの花冠 ~シスコンと恋愛を拗らせた私はこの度、好きな人の屋敷でメイドとして働くことになりました~
 ささやかなものでも記憶に残る式にしようとディートリッヒ様と話していたのだが、そんなところに豪華な面々が意義を唱えたのだ。

 その結果、第一王子にリアゴールド家の令嬢、アッシュ家の令嬢と豪華な面々のバックアップを受けた結婚式になったという訳だ。
 ここにBIG3の一角であったらしい王妃様も加わっているらしいのだが、そこは現実逃避したい。

 だって王妃様にずっと心配されていたなんて恥ずかしすぎるんだもの!

「緊張しているのか?」
「そりゃあ、一生に一度の式ですもの。ディートリッヒ様は緊張なさっていないのですか?」
「緊張よりも嬉しさの方が大きい。やっと、アイヴィーが私の妻であると胸を張って言えるのだから」
「ディートリッヒ様……」

 私達が会場に選んだのは天使様のステンドグラスが飾られた教会だ。
 少し狭いが、思いでの場所だからとのディートリッヒ様の言葉で決定したのだ。

 何でも彼は天使様に私と一緒に幸せになることを願ってくれたらしい。
 だから始まりはここからにしたい、と。
 真顔でそう告げるから、こちらが恥ずかしくなって思わず顔を赤らめてしまった。
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