政略結婚ですが、クールな旦那様の溺愛が始まりました
下腹部が疼いては熱を上げ、身体の奥にもどかしさが募っていく。すみれが思わず太ももをすり合わせると、それに気づいた慧が右手をおもむろに下げていった。


甘切ない痺れに翻弄される中、次になにをされるのかを察して……。すみれは息を乱しながらも、密かに期待してしまう。


直後、慧の手がショーツに忍び込んできた。くすぐるように指先が下りていき、ある一点で止まる。


「っ……!」


指の腹でそこをクルッと撫でられ、すみれの腰が大きく跳ねた。
上下にそうっと撫でつけられ、全身に電流が走るような感覚に襲われる。艶めかしい水音がどんどん大きくなって、すみれの鼓膜を侵すように響いた。


「すみれ……可愛いな。まずは一回イこうか」


言うが早いか、彼の指が速度を増す。動きが一気に激しくなり、脆弱な一点を容赦なくこすられた。


愉悦の渦に呑み込まれる予感がする。すみれは甲高い声を上げながら縋るように両手を伸ばし、慧の首にぎゅうっとしがみついた。


「やあぁぁぁっ……!」


刹那、膨らみすぎた風船のように法悦が弾ける。すみれの身体が果てた。


全身が脱力し、彼の首に回していた腕がベッドに落ちる。呼吸は激しく乱れ、肩が大きく揺れていた。


「すみれ」


慧の甘い声がすみれの鼓膜をくすぐる。彼はすみれの額に口づけると、こめかみや眦にもキスをしていく。


慧が愛おしげに何度も名前を呼びながら、すみれの顔中に唇を落とす。その優しい行為からは、言葉よりも雄弁に愛情が伝わってきた。


キスの雨が降る中、ショーツが剥ぎ取られていく。生まれたままの姿になったすみれに、彼が熱を帯びた視線を向けてきた。

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