愛より金を選んだ男爵令嬢は人違いで溺愛される
「部屋、なのですが少し暗いイメージがあるので少し彩があった方がいいかなと思いまして……」
それは以前ふと思ったことだった。
私が今現在あの部屋を使う際に困っているわけではないが、本当のラウス様の想い人が今後あの部屋に来た場合、もう少し彩があった方が心が安らぐのでは? と感じたのだ。
「彩、か」
「はい。花を飾るだけでも華やかになると思います」
「モリアは花が好きなんだな」
「はい、綺麗ですから。それに花といっても種類がたくさんありますし、花そのものが嫌いな人は少ないと思います」
だから趣味嗜好がわからない相手に用意する部屋だとしても飾りやすい。
ずっとそこに飾り続けるというよりは定期的に入れ替えて楽しめるものだから、後でその人の好みに変えられる。
細かいものは後で、誕生日だとか結婚記念日だとか、好みを知った後でお祝い事の時にプレゼントしていけばいいのだ。
自分のことを考えて選んでくれたとなれば嬉しいものだろう。
「モリアはどんな花が好きなんだ?」
それは以前ふと思ったことだった。
私が今現在あの部屋を使う際に困っているわけではないが、本当のラウス様の想い人が今後あの部屋に来た場合、もう少し彩があった方が心が安らぐのでは? と感じたのだ。
「彩、か」
「はい。花を飾るだけでも華やかになると思います」
「モリアは花が好きなんだな」
「はい、綺麗ですから。それに花といっても種類がたくさんありますし、花そのものが嫌いな人は少ないと思います」
だから趣味嗜好がわからない相手に用意する部屋だとしても飾りやすい。
ずっとそこに飾り続けるというよりは定期的に入れ替えて楽しめるものだから、後でその人の好みに変えられる。
細かいものは後で、誕生日だとか結婚記念日だとか、好みを知った後でお祝い事の時にプレゼントしていけばいいのだ。
自分のことを考えて選んでくれたとなれば嬉しいものだろう。
「モリアはどんな花が好きなんだ?」