愛より金を選んだ男爵令嬢は人違いで溺愛される
お腹の引き締まったクマさんとは違い、グスタフのお腹はもっともっちりとしていたなぁ。比べてしまうのはホームシックのせいだろうか。
「モリアちゃん? その子、気に入ったの?」
「あ、いえ」
指摘されたことが恥ずかしくなり、彼のお腹で円を描いていた手を止める。
「気に入ったのなら「お義姉様、お母様!」
目を細めて何かを提案しようとしたお義母様の言葉を遮るようにしてやって来たのはアンジェリカだった。
不思議なことに先ほどまで呆れられるほどに音には敏感になっていたというのに、アンジェリカがこんなに近くまで来るまで全く気が付けなかった。
けれどお義母様にはその物音が聞こえていたようで、全く驚いた様子はない。
「アンジェリカ、はしたないわよ」
それどころか走ってやってきたアンジェリカを、買い出しのため不在のサキヌの代わりに諌めた。
「ごめんなさい、お母様。でも私、どうしても早く話したいことがあるの!!」
「どうしたの?」
「王子にもお義姉様の素晴らしさが伝わったのよ!」
「マクベス王子に?」
「そうなの! 是非今度会ってみたいって」
「モリアちゃん? その子、気に入ったの?」
「あ、いえ」
指摘されたことが恥ずかしくなり、彼のお腹で円を描いていた手を止める。
「気に入ったのなら「お義姉様、お母様!」
目を細めて何かを提案しようとしたお義母様の言葉を遮るようにしてやって来たのはアンジェリカだった。
不思議なことに先ほどまで呆れられるほどに音には敏感になっていたというのに、アンジェリカがこんなに近くまで来るまで全く気が付けなかった。
けれどお義母様にはその物音が聞こえていたようで、全く驚いた様子はない。
「アンジェリカ、はしたないわよ」
それどころか走ってやってきたアンジェリカを、買い出しのため不在のサキヌの代わりに諌めた。
「ごめんなさい、お母様。でも私、どうしても早く話したいことがあるの!!」
「どうしたの?」
「王子にもお義姉様の素晴らしさが伝わったのよ!」
「マクベス王子に?」
「そうなの! 是非今度会ってみたいって」