愛より金を選んだ男爵令嬢は人違いで溺愛される
「そうか。てっきり俺がいないうちにハンドルケール家のご令息に目でもつけられたのかと……」
その先も私の口から話せということか。これがラウス様の隣に収まり続けた、そして恋心まで抱いてしまったバツなのか。
その代償はあまりに重い。
けれどそれが私に課せられたバツなのだ。
「どなたかまではわからないのですが、ハンドルケール家のご令嬢のうち一人のお顔は私とそっくりなのです」
「そう、か? そんなことはないと思うが……」
そこまで言ってもまだなおその事実を認めようとしないラウス様との距離を一気に詰め、そして縋った。
「ラウス様、やはりこのまま、勘違いをしたままなのは良くないと思うんです。だから……」
「は?」
見苦しい私の姿に唖然となるラウス様の身体から身を離し、そして小さく息を吸い込むと私の出した結論を全て打ち明けることにした。
その先も私の口から話せということか。これがラウス様の隣に収まり続けた、そして恋心まで抱いてしまったバツなのか。
その代償はあまりに重い。
けれどそれが私に課せられたバツなのだ。
「どなたかまではわからないのですが、ハンドルケール家のご令嬢のうち一人のお顔は私とそっくりなのです」
「そう、か? そんなことはないと思うが……」
そこまで言ってもまだなおその事実を認めようとしないラウス様との距離を一気に詰め、そして縋った。
「ラウス様、やはりこのまま、勘違いをしたままなのは良くないと思うんです。だから……」
「は?」
見苦しい私の姿に唖然となるラウス様の身体から身を離し、そして小さく息を吸い込むと私の出した結論を全て打ち明けることにした。