恋をしない秘書と恋に落ちた御曹司の甘くて危険な攻防戦
「みのりは小悪魔だなぁ~。俺を弄んで楽しいか?」
「も、弄ぶ⁉ 弄ばれてるのは私です!」
「俺はいつでも真剣だ!」
ふざけた口調だったはずなのに、突然真剣な表情へと切り替わり、真っ直ぐに私を見つめてくる。その視線に思わず息を呑んだ。
「えっ……?」
あまりにも急な変化についていけず、頭の中が真っ白になる。
もう何が本当で、何が冗談なのかわからない。酔っているから言っているのか、それとも素面でも同じことを言うのか。私はどう受け止めればいいのか、本気で誰かに教えてほしかった。
「ふっ、明後日が楽しみだ」
要さんがぽつりとつぶやいた言葉は、小さな声だったのに、しっかりと私の耳に届いた。
きっとパーティーのことを言っているのだろう。でも、その詳しい内容を何ひとつ聞かされていない私にとっては、楽しみというより不安のほうがずっと大きい。
それから二人でソファに並んで座り、他愛のない話をしながらシャンパンをゆっくり口に運ぶ。笑ったり、他愛ない話で盛り上がったりする穏やかな時間が、このあと待ち受けている試練のことを、ほんの少しだけ忘れさせてくれた。
大きな窓の向こうには宝石を散りばめたような夜景が広がり、豪華な部屋の雰囲気も相まって、まるで現実ではなく夢の中にいるような気分になる。そんな幻想的な空間に身を委ねながらぼんやりと景色を眺めているうちに、いつの間にか私はソファにもたれたまま、静かに眠りへと落ちてしまっていた。
「も、弄ぶ⁉ 弄ばれてるのは私です!」
「俺はいつでも真剣だ!」
ふざけた口調だったはずなのに、突然真剣な表情へと切り替わり、真っ直ぐに私を見つめてくる。その視線に思わず息を呑んだ。
「えっ……?」
あまりにも急な変化についていけず、頭の中が真っ白になる。
もう何が本当で、何が冗談なのかわからない。酔っているから言っているのか、それとも素面でも同じことを言うのか。私はどう受け止めればいいのか、本気で誰かに教えてほしかった。
「ふっ、明後日が楽しみだ」
要さんがぽつりとつぶやいた言葉は、小さな声だったのに、しっかりと私の耳に届いた。
きっとパーティーのことを言っているのだろう。でも、その詳しい内容を何ひとつ聞かされていない私にとっては、楽しみというより不安のほうがずっと大きい。
それから二人でソファに並んで座り、他愛のない話をしながらシャンパンをゆっくり口に運ぶ。笑ったり、他愛ない話で盛り上がったりする穏やかな時間が、このあと待ち受けている試練のことを、ほんの少しだけ忘れさせてくれた。
大きな窓の向こうには宝石を散りばめたような夜景が広がり、豪華な部屋の雰囲気も相まって、まるで現実ではなく夢の中にいるような気分になる。そんな幻想的な空間に身を委ねながらぼんやりと景色を眺めているうちに、いつの間にか私はソファにもたれたまま、静かに眠りへと落ちてしまっていた。