恋をしない秘書と恋に落ちた御曹司の甘くて危険な攻防戦
「何だ? お前が今のみのりの彼氏か? 趣味が悪いな」
「ちがっ……んんっ」
私のせいで要さんが悪く言われている。だから全力で否定しようと口を開いたのに、口元にそっと手を添えられ、それ以上は言わせてもらえなかった。
「お前の見る目がないだけだろう? こんないい女、どこを探してもいない」
「ぷっ。イケメンなのに見る目がなくて残念……」
「それはこっちのセリフだ。こんな男のどこがいいんだか……」
要さんが私を庇うような言葉を口にすると、彼女はバカにしたように吹き出した。そんな彼女に対し、要さんは鼻で笑いながら言い返す。その様子に、私は一瞬ヒヤリとした。
「まぁ、少しイケメンだからってそれが何だ? 俺なんて天下のTOKITOグループの『TOKITOシステム』で勤務してるんだぞ!」
「「……」」
その言葉に、私たちは思わず沈黙する。
何の因果か、彼はTOKITOグループの子会社で働いているらしい。本来なら要さんのことを知っていてもおかしくない立場だろう。けれど、要さんはまだ帰国したばかりで、子会社の社員にまで顔が知られているわけではなかった。
「ちがっ……んんっ」
私のせいで要さんが悪く言われている。だから全力で否定しようと口を開いたのに、口元にそっと手を添えられ、それ以上は言わせてもらえなかった。
「お前の見る目がないだけだろう? こんないい女、どこを探してもいない」
「ぷっ。イケメンなのに見る目がなくて残念……」
「それはこっちのセリフだ。こんな男のどこがいいんだか……」
要さんが私を庇うような言葉を口にすると、彼女はバカにしたように吹き出した。そんな彼女に対し、要さんは鼻で笑いながら言い返す。その様子に、私は一瞬ヒヤリとした。
「まぁ、少しイケメンだからってそれが何だ? 俺なんて天下のTOKITOグループの『TOKITOシステム』で勤務してるんだぞ!」
「「……」」
その言葉に、私たちは思わず沈黙する。
何の因果か、彼はTOKITOグループの子会社で働いているらしい。本来なら要さんのことを知っていてもおかしくない立場だろう。けれど、要さんはまだ帰国したばかりで、子会社の社員にまで顔が知られているわけではなかった。