三角関係の恋物語

放課後

廊下を歩いていると、

「あ。」

前から歩いてくる深澤辰哉さんがいる。

距離、わずか数メートル。

心臓が一気に跳ね上げ、鼓動が始まる。

すると、

「大丈夫?」

いつの間にか落としてしまったカバンを
深澤辰哉さんが拾ってくれた。

「あ……あ、、ああありがと…ござ…ぃます…」

声まで震える。

「(フッ…)……またな。」

そう言って笑う深澤辰哉さん

え?今笑った?

わたしはその場で固まった。

顔が熱い。

なんか幸せすぎる。

しかし、その様子を

向井康二さんと阿部亮平さんが遠くから見ていた。

「……あんな顔するんや。」

向井康二さんが小さく呟く。

阿部亮平さんは静かに目を伏せた。

「負ける気はないけどね。」

その言葉に向井康二さんも笑った。

「奇遇やな。俺もや。」

こうして、

深澤辰哉さんに片想いする深川優奈と

そんな優奈に恋をした二人の物語が始まった



続く
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