待てない、夏!
第2話 5年ぶりの再会
駅を降りて
高校まで歩く。
懐かしい。
そうそう。
この街路樹の並ぶ道を
歩くのも好きだった。
春は新緑がきれいで、
夏は木陰が涼しくて。
そして何より、
少し前を歩く
先輩の背中を見るのが
好きだった。
正門を入る。
懐かしの校舎とグラウンド。
変わってないな。
部室の前には、
もう何人か集まり始めている。
懐かしい顔もあるのに、
私は無意識に
陸先輩を
探していた。
「由夏(ゆか)〜!久しぶり!」
沙菜が声を掛けてきた。
沙菜とは、
同じ長距離を走った仲間。
彼女は、
ストライドが大きくて
カッコいい走りをする。
それに、
スタイルもいい。
いいなぁ。
そんな沙菜と話しながらも、
私は周りの人が気になっていた。
「今日、誰が来るか知ってる?」
そう聞くと、
「由夏、
陸先輩が気になってるんでしょ?」
沙菜がニヤリと笑う。
「え、何となくだよ」
「陸先輩も来るよ。
さっき先輩たちが話してるの聞いた」
その言葉を聞いた瞬間、
急に
緊張が
体を走った。
高校まで歩く。
懐かしい。
そうそう。
この街路樹の並ぶ道を
歩くのも好きだった。
春は新緑がきれいで、
夏は木陰が涼しくて。
そして何より、
少し前を歩く
先輩の背中を見るのが
好きだった。
正門を入る。
懐かしの校舎とグラウンド。
変わってないな。
部室の前には、
もう何人か集まり始めている。
懐かしい顔もあるのに、
私は無意識に
陸先輩を
探していた。
「由夏(ゆか)〜!久しぶり!」
沙菜が声を掛けてきた。
沙菜とは、
同じ長距離を走った仲間。
彼女は、
ストライドが大きくて
カッコいい走りをする。
それに、
スタイルもいい。
いいなぁ。
そんな沙菜と話しながらも、
私は周りの人が気になっていた。
「今日、誰が来るか知ってる?」
そう聞くと、
「由夏、
陸先輩が気になってるんでしょ?」
沙菜がニヤリと笑う。
「え、何となくだよ」
「陸先輩も来るよ。
さっき先輩たちが話してるの聞いた」
その言葉を聞いた瞬間、
急に
緊張が
体を走った。