俺様鉄面皮上司が偽装彼氏になりまして。
◆◆prologue
ブルーライトに照らされたあなたの瞳はとても真剣で、無駄な感情を削いだ端正なもので、思わず見惚れる。仕事中だということを忘れて。
「……やれやれ」とディスプレイに映し出されるじれったいインジゲーターを睨み据え、息を吐く上司は、「サービスパックが500メガとか狂ってんなぁ。俺はコーヒー淹れてくるけど、月城くんは、飲むか?」
うちの会社には親切にもフリースペースに、無料でいただける、紅茶やコーヒーが用意されていて。この上司は、あたしのぶんも取ってくると言いたいのだ。
なんでこんな芸能人みたいな男が会社にいるのだ。
会社とは、驚きの宝庫である。毎日が驚きで新鮮の連続で、……学生時代には知らなかった景色が広がっている。
かたかたかたと、打鍵音の響くオフィス。外電は既に閉めたので昼間と違って電話の鳴らないオフィス。みな沈黙し、静かで、意思が統一されていて。
このときには既に、成立していて。
素知らぬふりを演じて、敢えて、鬼上司の口調を貫く時枝さん。
はぁ、帰ってはやくぎゅうしたいよぉお!
「……やれやれ」とディスプレイに映し出されるじれったいインジゲーターを睨み据え、息を吐く上司は、「サービスパックが500メガとか狂ってんなぁ。俺はコーヒー淹れてくるけど、月城くんは、飲むか?」
うちの会社には親切にもフリースペースに、無料でいただける、紅茶やコーヒーが用意されていて。この上司は、あたしのぶんも取ってくると言いたいのだ。
なんでこんな芸能人みたいな男が会社にいるのだ。
会社とは、驚きの宝庫である。毎日が驚きで新鮮の連続で、……学生時代には知らなかった景色が広がっている。
かたかたかたと、打鍵音の響くオフィス。外電は既に閉めたので昼間と違って電話の鳴らないオフィス。みな沈黙し、静かで、意思が統一されていて。
このときには既に、成立していて。
素知らぬふりを演じて、敢えて、鬼上司の口調を貫く時枝さん。
はぁ、帰ってはやくぎゅうしたいよぉお!