俺様鉄面皮上司が偽装彼氏になりまして。
 クレンジングシートであたしのメイクを拭き取ると乳液を塗り込み、穏やかに、上司は微笑する。あたしのおでこを手のひらでタップして、
「おやすみ。……きみが眠るまで、傍にいる。安心して」
 気絶するように眠るのはいつものことで。そしてどうして時枝さんがそんな……彼氏のふりをしてくれるのか、あたしには、さっぱり、意味が分からないのだった。
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