敏腕CEOと契約結婚したら、攻略不能なほど溺愛されています
「前作のラスト、伝説の理想郷のエリュシオンにたどり着いたあとの世界が描かれてる」
「めちゃくちゃおもしろそうですね! 私、あの世界観が大好きなんです。キャラは? 前作と同じですか?」
「それは発売されてからのお楽しみ」
「えー、気になって眠れないですよ。主人公キャラはきっと変わらないですよね? いや、むしろ変わるのかな? そしたら組むパーティーも変わっちゃう」

 私がひとりで熱く語ったのがおかしかったのか、彼がアハハと声に出して笑った。

「興奮しちゃって……すみません」

 ハッと我に返った私は、途端に恥ずかしくなって肩をすくめる。上品な店内にはそぐわないのに、ゲームの話になるとつい夢中になってはしゃぎすぎてしまった。

「絶対、陽咲には楽しんでもらえると思う」
「楽しみにしてますね」
「それと、発売を記念したレセプションパーティーがあるんだ。すまないが、陽咲にも出席してほしい」

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