空に吹く、風の音を教えて。
お正月が過ぎ、新学期が始まり、あれよあれよという間に1月が終わった。

お正月が終わったらすぐ2月のバレンタインに自然と意識が向いてしまうのは、世の中のありとあらゆるものがそれ一色になるから。

スーパーやデパ地下などでバレンタインチョコの販売が始まったり、100円ショップやディスカウントストアでは手作りバレンタインと銘打ってグッズがたくさん店頭に並ぶ。

私はそれらを横目でちらりと見ながら通り過ぎる日々を送って来たけど、まもなくそうも言っていられなくなる。


「こっとしは〜何つくろ〜♪」


光莉ちゃんは手作りバレンタインで参考にするため休み時間になるとSNSをずっとパトロールしている。

私はというと、何を作るというより、返事をどうするかで頭を悩ませていた。

昊くんに返事をするのはもちろんだけど、弥代くんとも有耶無耶なままだから、2人にはそれぞれ返事をしようと心に決めてはいる。

バレンタインチョコ、ではなくて、私は手作りのクレープを贈ろうと思ってはいるのだけれど。


「どう、しようかな…」


バレンタインを終えてすぐに学年末テストも控えているし、私的な問題で脳のキャパをいっぱいにしてはいられない。

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