魔法少女 ほか(短編集)

水色のスカート

「これ小さくなったわね」
 お母さんが私の水色のスカートをゴミ袋に入れて、私は慌てて取り出した。
 小さい頃、幼なじみの男の子からもらった大事なものだ。
「でも、もう着れないでしょう」
「恥ずかしくないの?」
 お姉ちゃんも、お母さんの味方をした。
「着るもん!」

 数カ月後、私は病院の診察室で、くるりと回って見せた。やっぱり私は可愛い。
「ほら、着れるでしょ?」
 多分、前よりも似合ってる。
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